自分の仕事にも、そんな自分なりの仕組みをつくれば努力することなど苦にならない。とはいっても、ついサボりたくなる日もあるかもしれない。そんなときは「Qワード」をつくっておく（写真はイメージです） Photo:PIXTA
この春から新生活を始め、新しい学校、新しい仕事、新しい人間関係……となると、ワクワクすること、うまくいくことばかりとはいかず、自信を失ってストレスや悩みを抱える人も多いことでしょう。そんなときに役立つ、「悩み」が消えるヒントや、自分の弱点を克服する方法、「結果」や「成果」の出し方、困難や苦しみを乗り越える力のつけ方、自分の活かし方など、現代社会をタフに生き抜くためのエッセンスが詰まった『一瞬で気持ちを切り替える練習』（青春出版社）から、気持ちを切り替え、“新しい自分”に出会うヒントをご紹介します。
【失敗への耐性が弱い人】
「打たれ強い人」は失敗を失敗で終わらせない
新しい挑戦に失敗はつきものです。そんなとき失敗を糧にするためには、「反省する」というプロセスは欠かせません。しかし、自分への“ダメ出し”も限度を超えると立ち直れなくなってしまいます。
大切なのは、自分の失敗パターンを前もってシミュレーションしておくこと。そうすれば、たいていは「想定の範囲内」ということになり、リカバリーに向けて、すぐに動き出すことができます。
「我が身愚鈍（ぐどん）なればとて卑下（ひげ）することなかれ」という道元（どうげん）の言葉があります。大事なのはできるだけ早く気持ちを切り替えて、次の一歩を踏み出すことです。
また、自分がどんな場面で失敗をしやすいのか、気づいていないクセを見直すのも有効です。
