今生きている人生で「悔いのない生き方」をしている人はどれだけいるでしょうか。しなかったことで後悔するよりも、自分に正直な人生を生きたほうが絶対幸せです。「やりたいこと」をやり始めてからが本当の人生だからです。では、「やりたいこと」を見つけるにはどうすればいいのか? 今すぐ「今すぐ、ふせんを使うこと」です。頭の中で考えたところで見つかりません。「書く」のです。
「面倒くさいな」と感じた方、だから「ふせん」なのです。ノートや手帳、パソコン、スマホのいいとこどりした最強アイテム「ふせん」を使うことで、驚くべき効果が表れます。やることは、「書いて貼って並べ替える」だけ。ふせん特有の5つの特色のおかげで、脳の潜在能力をつかいこなして、人生が180度好転します。
『やりたいことが絶対見つかる神ふせん』から一部抜粋して紹介。ふせんを1日1枚書き始めた瞬間から、みるみる自分が変わっていくことに驚きます。自身の変化とふせんのすごさをぜひ堪能してください。

50代までに「人生の目的」を言語化できない人は老後がヤバいPhoto: Adobe Stock

論語から学ぶ、一度きりの人生を後悔しない生き方

 孔子は「四十にして惑わず、五十にして天命を知る」といいました。そこから、40歳を「不惑(ふわく)」、50歳を「知命(ちめい)」というようになりました。孔子は紀元前500年頃の思想家ですが、「不惑」と「知命」は、2500年経った現代人にもあてはまります。

 特に大切なのは「五十にして天命を知る」こと。孔子も「50歳になって天から与えられた自分の使命を悟る」ことができたようです。学校で「論語」を学んだ頃、私には意味がわかりませんでした。でも、40歳頃から徐々に惑いが薄らぎ始めました。それなりに人生経験を積み重ねたからでしょう。すると自分の使命にも気づけるようになり、そのおかげで50歳で会社を辞めて独立することできました。家族や友人・同僚から猛反対されましたが、大正解の選択でした。

使命さえ見つかれば、人生の景色が一変する

「独立なんて簡単ではない」と思われたかもしれません。確かにそのとおりです。でも、自分の使命を見つけることなら、誰にでもできます。使命にさえ気づければ、見える景色が変わり、自分が進むべき道がくっきりと見えるようになる。そうなるとしめたもので、数年程度の準備期間さえあれば、独立が現実味を帯びてきます。

 誤解のないようにことわっておきますが、独立をお勧めしているのではありません。サラリーマンという職業身分をまっとうすることも1つの生き方だからです。

 とはいえ、選択肢は多いほうがいい。どうせ60歳で非正規雇用となり、65歳で雇い止めとなる運命です。いずれ、嫌でも放り出されるのですから、早めに使命を見つけたほうがいいに決まっています。使命を言い換えると「志」「人生の目的」「生きる目的」です。「人生の目的」にさえ気づければ、定年後に直面する「カネ・孤独・健康・家族・幸福」という5Kの関門もクリアできます(*1)。

 では、どうすれば「人生の目的」に気づけるのか。コツは1つ、「人生の目的」を言語化することです。そこで、簡単に言語化できるように、テンプレートを作ってみました。それが冒頭の「神ふせん」です。ぜひ、お試しあれ。

*1 「やりたいことが見つからない人の悲惨な末路」

(本原稿は、『やりたいことが絶対見つかる神ふせん』著者による書き下ろしです)