今生きている人生で「悔いのない生き方」をしている人はどれだけいるでしょうか。しなかったことで後悔するよりも、自分に正直な人生を生きたほうが絶対幸せです。「やりたいこと」をやり始めてからが本当の人生だからです。では、「やりたいこと」を見つけるにはどうすればいいのか? 今すぐ「今すぐ、ふせんを使うこと」です。頭の中で考えたところで見つかりません。「書く」のです。
「面倒くさいな」と感じた方、だから「ふせん」なのです。ノートや手帳、パソコン、スマホのいいとこどりした最強アイテム「ふせん」を使うことで、驚くべき効果が表れます。やることは、「書いて貼って並べ替える」だけ。ふせん特有の5つの特色のおかげで、脳の潜在能力をつかいこなして、人生が180度好転します。
『やりたいことが絶対見つかる神ふせん』から一部抜粋して紹介。ふせんを1日1枚書き始めた瞬間から、みるみる自分が変わっていくことに驚きます。自身の変化とふせんのすごさをぜひ堪能してください。

やりたいことが見つからない人の悲惨な末路Photo: Adobe Stock

「やりたいこと」が見つからない人は人生を後悔する

 コーネル大学の心理学教授トーマス・ギロビッチの研究によると、ヒトは「したこと」よりも「しなかったこと」に対して、より大きな後悔を感じるそうです。

 また、緩和ケアの介護で数多くの患者を看取ってきたブロニー・ウェアによると、死ぬ瞬間の後悔の第1位は、「自分に正直な人生を生きればよかった」です。

 身近にいる年寄りの悩みや愚痴に耳を傾ければ、あなたにもいずれ、後悔する未来が到来すると気づけます。

 なぜ、「やりたいこと」を「しなかった」だけで、そこまで後悔するのか?

 それは、カネ・孤独・健康・家族・幸福に直結するからです。どれ1つとっても、人生に不可欠な貴重なものばかりです。

「やりたいこと」がなぜ、カネ・孤独・健康・家族・幸福に直結するのか?簡単に解説しましょう。

《カネ》お金が貯まらず一生お金に苦労する

「やりたいこと」が見つからない人は、「雇われる働き方」で稼ぐしかありません。「雇われる働き方」の典型はサラリーマンですが、パートもアルバイトも同じです。お金に関しては、資本主義社会では資本家と経営者に儲けが手厚く配分される仕組みになっています。「雇われる働き方」では僅かなお金しかもらえないのです。しかも、稼いだお金の6割を税金や社会保険料として持っていかれる。分配が少なくて、たくさん抜かれるのですから、お金が貯まるわけありません。結果的に、年金不安や老後不安から永遠に逃れられなくなるのです。

《孤独》職場以外に居場所がない

「やりたいこと」が見つからない人は、職場以外に居場所がありません。サラリーマンの大半は、「やりたいこと」を見つけられていない人です。ほやほやの新入職員は、まだ「やりたいこと」を見つけられていない状態です。そして、「やりたいこと」を見つけた人から順に独立します。残ったサラリーマンの大半が、最後まで「やりたいこと」を見つけられなかった人たちです。

 もちろん、サラリーマンの間は、同じような境遇の仲間が職場に大勢居るので、孤独を回避できます。でも、いずれ追い出されます。家庭にもすでに居場所がありません。そんな孤独な定年退職者が流れ着く先が、図書館や公園です。平日の昼間の図書館や公園に行くと、よく分かります。

《健康》心身ともに老化が進み、健康を維持できない

「やりたいこと」が見つからない人は、退職とともに働かなくなります。図書館に行ったり、公園を散歩したりしながら、気ままな毎日を送ることができますが、日常生活の中には適度な緊張感も必要です。心にも体にも、適度なストレッチをかけないと、ヒトは老化が進んで健康を維持できなくなるからです。元気な高齢者は、例外なく生涯現役ですよね。

《家族》「濡れ落ち葉」になって家族から煙たがられる

「やりたいこと」が見つからない人は、定年後に家族にもたれかかり、煙たがられます。世にいう「濡れ落ち葉」です。仕事も趣味も仲間もなく、妻に頼って離れない退職後の男性を、濡れた落ち葉が地面に貼り付いて取れないさまに例えて「濡れ落ち葉」といいます。もし「やりたいこと」があれば没頭できるので「濡れ落ち葉」にはなりません。家族に負担をかけなくても済むのです。

《幸福》人間らしい人生を全うできなくなる

「やりたいこと」が見つからない人は、人間らしい人生を全うできません。「やりたいこと」がなければ、自己実現も社会貢献もやりにくいからです。結果的に、刹那的に生きる人生になってしまいます。それでは動物と同じで、人間的とは言えません。人間らしく生きるためには、「やりたいこと」を見つける以外にありません。

人生の目的を言語化すればすべて丸くおさまる

 どうすれば、「やりたいこと」を見つけられるのか?

「人生の目的」「生きる目的」「ミッション(使命)」などを「言語化」することです。なぜなら、「やりたいこと」とは「人生の目的」に向かうための手段だからです。

 ではどうすれば、「人生の目的」を「言語化」できるのか?

 これまで先人たちが様々な方法を編み出してきたので、その中から自分にあった方法を見つけることです。

 私自身は「神ふせん」という簡単な方法で見つけました。お忙しい人や、めんどうなことが嫌いな人には「神ふせん」方式が合っているかもしれません。

(本原稿は、『やりたいことが絶対見つかる神ふせん』著者による書き下ろしです)