大谷翔平選手の出身校である花巻東高校を今春卒業した佐々木麟太郎選手が、日本のプロ野球への志望届を提出せず大学進学を選択した。その進学先が米国のスタンフォード大学であることに加え、学費や寮費などが全額免除される「フルスカラシップ」の適用を受けることに注目が集まっている。
スタンフォード大学は、英国の教育評価機関であるクアクアレリ・シモンズが、2023年9月に発表した世界大学ランキングで5位にランクインした名門大学である(図表)。同機関の世界大学ランキングは、大学の「学術的評判」や「教員一人当たりの論文被引用数」「企業からの評判」など九つの評価項目から算出される。スタンフォード大学の総合評点は100点満点中98.1点で、日本の最高学府である東京大学の84.3点(世界28位)を大きく上回っている。