5月は熱中症に要注意!管理栄養士が教える「超シンプルな予防法」とは?1日にどのくらい水を飲んでいますか?(写真はイメージです) Photo:PIXTA

熱中症は夏に起こるものと思っている方も多いのではないでしょうか?しかし、実は梅雨入り前の5月頃から熱中症にかかる人が増えてきます。特に5月は、まだ汗をかくことに慣れていないため、発汗がスムーズにいかず、熱中症のリスクが高まります。今回は、熱中症の原因と予防するための「水分の取り方」をお伝えします。(管理栄養士 岡田明子)

熱中症の原因と症状
寝不足や飲み過ぎにも要注意

 熱中症とは、暑さが原因で起こる体調不良の総称です。熱の産出と放散のバランスが崩れると、体温が急激に上昇してさまざまな症状が起こります。熱中症を引き起こす原因は、「環境」「体」「行動」の3つが考えられます。

【環境】
気温が高い、湿度が高い、風が弱い、日差しが強い、急に暑くなる、締め切った屋内など

【体】
栄養が不足している、寝不足、お酒の飲み過ぎ、風邪や下痢などでの脱水症状など

【行動】
激しい運動、長時間の屋外作業、水分補給不足など

 また、暑い室内や屋外の炎天下で次のような症が出たら、熱中症にかかっている危険性があります。

・めまいや立ちくらみ
・顔がほてる
・筋肉のけいれん
・体がだるい
・吐き気