わからないことと向き合うことは
算数・数学を楽しむチャンス

 算数・数学を好きになれる方法として、一番大切なことは「わからないことを楽しむこと」です。

 どうしても算数・数学を学んでいると、わからない問題も出てきます。

 実は、このわからないことと向き合うことも、算数・数学を楽しむチャンスである、と考えてみてほしいのです。

 再びゲームで例えてみましょう。例えば、アクションゲームで遊ぶとき、途中で負けてしまっても、「くやしい!」と思うと同時に「ここまではできた!」といったプラスとマイナスの気持ちが生まれるはずです。「ここまではできた!」という気持ちに意識が向くと、「次はどうやってクリアしようか」とか「もう少し難しい問題も挑戦してみよう!」という心の余裕も出てくるはずです。

 うまくいかないときは、ひと休みしてポッドキャストを聞いてみたり、別の簡単な問題をもう一回解いてみて、時間をおいてみたりするのもおすすめです。

 このように、ゲームのように算数・数学と向き合うことができれば、苦手意識も少しずつ取れていくかもしれません。