万博開催に関しては反対の声も少なくなく、反対派の人が先のアンケートで「関心がある」とは回答しにくかったかもしれないから、「無関心」に票を投じたケースもあろうが、ニュース記事のコメント数を見ると、やはり万博関連のものは少ないのである。つまりは、本当に関心を持たれていない可能性がある。

 だが、YAHOO!ニュースで行われているアンケートの注目度としては、ざっと見渡したところ回答数が1万ほどになるとわりあい高いと言えて、上記アンケートはほぼ1万だから、比較的注目はされているのである。

 注目はされているが、個別のニュースに対してのコメントが多く引き出されるほどの熱意を、万博は皆に抱かせることができていない、というところであろうか。あるいは、万博開催は長らく批判を受け続けてきているので、もはや批判は出尽くして枯れ始めているのかもしれない。

 当記事では、大阪・関西万博の評判がなぜここまで低迷しているかを考察する。

建設費問題に爆発事故
負のカリスマとなった大阪・関西万博

 万博に関するネガティブなニュースや憶測、不安視する声は、すぐに複数挙げることができる。ここ数日で聞かれているものだと、たとえば以下のようなものがある。

・安全性は大丈夫か。災害時の避難ルートや目玉となっている大屋根(リング)など。

・爆発事故があったけど大丈夫か。

・過去の万博では人気を博したライド型のパビリオンが、今回は地盤の問題でなくなる可能性。