・パビリオンの建築が遅れているようだが大丈夫か。

・会場建設費が当初の約1.9倍になったが大丈夫か。

・能登半島地震もあったというのに、万博にお金使っている場合ではないのではないか。

・チケットの売れ行きは大丈夫か(現時点では6%しか売れていないが売れ行きの推移を見る限り大丈夫、との主張もある)。

・吉村知事のゴリ押し感が不安。

・マスコットキャラクター「ミャクミャク」が不気味。

 中には、ただ万博を下げたいだけのデマまがいの情報もあるのだが、それを除いても、よくもまあここまでたくさんの不安要素が並んだものである。ここまで来ると、ただ運に恵まれていないだけでなく、運営サイドにも一定の原因はあると言い切っていいであろう。不測の事態によってケチがつくのはイベントのような水ものには付き物だが、その過程で運営は世論の信頼を獲得することができていない。ケチがついても説明の仕方いかんで信頼の獲得は可能である。

 カリスマが人を魅了するのは、カリスマ自身が発する魅力があるのはもちろんとして、カリスマを支持する人たちの熱狂がさらにそれを補強するからで、その熱狂がカリスマをカリスマたらしめる要因となる。そして大阪・関西万博は現在負のカリスマっぽくなっている。