体幹を構成する筋肉とは
上腕二頭筋や上腕三頭筋と腕の関係のように、腹筋と体幹の関係を考えてみましょう。前者は筋肉であり、後者は複数の筋肉で構成される部位です。
「体幹を鍛えるとは、身体の中心部の周りで起こっていることに注目することです」、バートンはそう言います。また、「一方、腹筋トレーニングをしたいという人は、胃の前面の筋肉のことを指していると理解できます」とのこと。
体幹の筋肉は首から骨盤まで伸びており、以下のような筋肉が含まれます。
・腹横筋:体幹の前面と側面を包み込み、骨盤を安定させます。
・内腹斜筋と外腹斜筋:肋骨から骨盤まで斜めに伸び、体幹を回旋させる働きがあります。
・腹直筋:一般的に「シックスパック」と呼ばれる筋肉。身体を前屈させるときに使います。
・多裂筋:背骨を支える背中の筋肉。
・脊柱起立筋:体幹を伸ばして真っ直ぐ立つのを助ける背筋。