ホンダが「トヨタ超え」10兆円のEV投資!三部社長が見せる旧来トップとの“決別”電動化戦略を発表するホンダの三部敏宏社長 Photo: JIJI
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ホンダが30年までに10兆円を投資
三部社長に透ける自信

 ホンダは5月16日、「2024ビジネスアップデート」と題する説明会を開き、2030年度までにEV・ソフトウエアに10兆円を投じると三部敏宏社長が発表した。これはホンダが2年前に公表した投資額から一気に2倍に引き上げるもので、日本車メーカーとしてはトヨタ自動車を抜いて最大規模となる。

 10兆円のうち、車載ソフト開発に2兆円、車載電池に2兆円、次世代工場などに6兆円を投じる計画だ。トヨタが公表している30年までのEV投資が5兆円であることから、今回のホンダの決断はかなり思い切った経営戦略であることが分かる。

 三部社長は、EVをベースとしたSDV(ソフトウエア・デファインド・ビークル)の開発を強化する必要性を述べ、「EV事業で十分に回収可能であると判断した」とこの巨額投資に自信を示した。青山真二副社長・貝原典也副社長と共に臨んだこの説明会で大胆な投資計画を表明した三部社長からは、ホンダにおける“三部社長体制”の確立をうかがわせた。