◇上腕二頭筋のトレーニング

ダンベルを持ち上げる男性Photo:Vasily Pindyurin//Getty Images

 以下のサーキットを3ラウンド行ってください。動作と動作の間の休息は最小限にし、ラウンドとラウンドの間に90~120秒の休息をとりましょう。

1.懸垂 × 5

懸垂をする男性

 手のひらを身体側に向けて懸垂バーを握ります(いわゆる逆手です)。両足を床から浮かせ、腕を伸ばしてぶら下がりましょう(写真左)。

 それから肘を曲げ、肩を収縮させて身体を引き上げます。あごがバーを通過したら、静止してください(写真右)。そして上腕二頭筋に力を入れ、スタートポジションまで戻りましょう。

2.ダンベルカール × 10

ダンベルカール

 懸垂を終えたら、ダンベルをつかみ、両脇に持って背筋を伸ばしてください(写真左)。手のひらを内側に向けながら、小指が肩の近くにくるまで、勢いをつけずにダンベルをカールしましょう(写真右)。

 ここで力を入れ、コントロールしながらダンベルを下ろしてください。

3.ハンマーカール × 15

ハンマーカール

 最後のダンベルカールの後、ダンベルはそのままにハンマーカールに切り替えて、さらに15レップ行いましょう(写真左)。

 両方のダンベルを同時に上へカールさせ、手のひらを向かい合わせにします(写真右)。それから両方のダンベルを下げ、すぐに動作を繰り返してください。

 途中で疲労が蓄積してくるでしょうから、チーティング(身体の反動をつかってサポート)しても問題ありませんが、必ずダンベルを腕でコントロールしながら下ろしましょう。

4.シングルダンベル・バイセップカール × 20

 最後に、片方のダンベルを落として負荷を半分にします。残りのダンベルのヘッド部分を、手のひらを向かい合わせるようにして挟みます。

 最小限の力で、ダンベルをあごの下まで上にカールさせましょう。ここでギュッと力を入れ、最後までコントロールしながらダンベルを下ろしましょう。涙をこらえながら20回行ってください。