自分の強みの見つけかた──3つのポイント

(1)「自分がいち早く気づくこと」「苦もなくできること」を探す
 どんな小さなことでもかまわないので、毎日の仕事のなかで、「自分がいち早く気づくこと」「苦もなくできること」を探してみましょう。

(2)周囲の人からの評価や感謝を思い出す
 上司や同僚、顧客からほめられたり、感謝されたりしたことを思い出してみましょう。これによって、第三者から客観的に見た「強み」を洗い出すことができます。

(3)自分の強みやポータブルスキルをリスト化する
(1)と(2)を、スマホでも紙でも手軽な方法でこまめにメモしておきましょう。現在の職場の評価シートや面談シート、上司からのフィードバックが残っているのであれば、それもヒントになるかもしれません。

自分の強みを知る「キャリアの棚卸し」

「キャリアの棚卸し」とは、これまでの経験を振り返り、職務経験や実績などを整理する作業。自分では気がついていない強みを見つけるうえでも、とても有用なプロセスです。

転職のミスマッチを防げる
 自分がもっている経験やスキルを整理しておくと、実際に求人情報を見て転職先を探すときに、企業が求めている経験やスキルと照合すれば、「その企業とマッチしているか」がわかります。

職務経歴書をまとめやすくなる、自己PRに困らなくなる
 キャリアの棚卸しによって、自分のスキルや強み、どんな思いで仕事に取り組んできたか、重視する価値観が把握できれば、自己PRや志望動機などがスムーズに書けるようになり、面接でも、具体的なエピソードをまじえた自己PRが可能となります。

転職の選択肢が増える
 ふだんの仕事への取り組みかたや実績を整理すると、これまで気がつかなかった自分の強みや弱み、やりたいことなどを確認できます。

理想の未来を描くことができる
 自分の現在地を知ることで、今すぐ転職をしなくても、職場における自分の価値を高めていくためにどう行動していけばよいのかを考えるきっかけとなるはずです。