銭湯は昨今の燃料高騰に苦しむが…
大都会・東京の老舗店は頑張っている!

 今回は、温浴施設業界の近況をビジネス目線で分析してみたが、そういった細かい論説は実はどうでもいいかもしれない。なぜなら、ここが大都会・東京の面白いところなのだが、特に都心の23区内では昔ながらの銭湯や駅前サウナも健在である。これらの施設はとにかく地域密着型で、かつサウナブーム前からコアな常連客と共に細かなサービス改善に努めてきた。銭湯は昨今の燃料高騰に苦しんでいるが、こういった店は何とか今後も踏ん張ってほしいものだ。

 何より、巨大な風呂で手足を伸ばして、サウナでととのえば、理屈抜きで気持ちが良いものだ。この多幸感がもっと広く知られると、温浴施設市場はさらに拡大し、プレイヤーが切磋琢磨することでより良い施設が誕生することだろう。

【訂正】記事の初出時より以下の通り訂正します。※2024年6月27日13時40分
8段落目:「スパメッツァおおたか 竜泉寺の森」→「スパメッツァおおたか 竜泉寺の湯」
8段落目:「サウナミシュラン2022」→「サウナシュラン2022」
首都圏でアツ~い「温浴施設ウォーズ」勃発!愛知企業が殴り込み、利用客の争奪戦に火花都心の23区内では昔ながらの銭湯や駅前サウナも健在。写真は北区の銭湯 Photo:PIXTA
首都圏でアツ~い「温浴施設ウォーズ」勃発!愛知企業が殴り込み、利用客の争奪戦に火花サ飯シリーズ。写真は東京・新小岩にある「サウナ&カプセル レインボー」のカツカレー Photo by W.M.
首都圏でアツ~い「温浴施設ウォーズ」勃発!愛知企業が殴り込み、利用客の争奪戦に火花サ飯シリーズ。写真は東京・鶯谷に本店がある「サウナセンター」の生姜焼き定食 Photo by W.M.
首都圏でアツ~い「温浴施設ウォーズ」勃発!愛知企業が殴り込み、利用客の争奪戦に火花関西屈指の人気サウナ「花園温泉 sauna kukka(サウナクッカ)」。本記事は施設内のワーキングブースで、通算1時間(サウナ休憩4回)で執筆した Photo by W.M.
首都圏でアツ~い「温浴施設ウォーズ」勃発!愛知企業が殴り込み、利用客の争奪戦に火花サ飯シリーズ。写真はsauna kukkaのステーキ丼 Photo by W.M.