オープンカーの屋根、
幌とハードトップとどちらが好み?

 こんにちは、AD高橋です。

 ライトウェイトオープン2シーターであるロードスターの武器は“圧倒的な軽さ”にあります。現在新車販売されているロードスターの最軽量グレードは、車両重量が1010kgの「S」。2023年10月の大幅改良前は、Sの車両重量が990kgで、さらにバネ下重量の低減を図った990Sも用意されました。990Sというグレード名は車両重量に由来し、改良後は法規対応の関係で車両重量1トンを切るのが難しくなり、990Sも姿を消しました。

 昨今のオープンモデルは快適性や利便性を考えて、ルーフは電動開閉式が主流です。しかしロードスターは徹底して手動式にこだわっています。手動といっても幌(ほろ)は軽く、運転席に座ったまま手が届く場所に格納されるので開閉は楽。幌を開ける、幌を閉めるというのはオープンカーに乗っていることを感じさせてくれる儀式でもあり、手動にこだわるロードスターの姿勢はアリだなと感じます。

 ちなみに、これまでには電動開閉式の設定もありました。先代のNC型ロードスターにはRHTというグレードが用意され、現行型では「ロードスターRF」が電動開閉ルーフを備えています。どちらもルーフはハードトップになります。

ロードスターRFロードスターRF。幌ではなく、金属製の屋根をスイッチで開閉するようになっている(広報写真)