ロードスターの幌には、
ツートンカラーの要素もある

 軽自動車やSUVではツートンカラーが人気です。でもよく考えるとロードスターもボディと幌の色(もちろん材質も)が違うので、ツートンカラーと捉えることができます。これがまたいいんですよね。幌はブラックなので、どのボディカラーにもマッチします。ジェットブラックマイカでもボディと幌の材質が違うため当然光沢が変わり、独特の雰囲気を醸し出します。

Sレザーパッケージ VセレクションSレザーパッケージ Vセレクション(広報写真)

 そして昨年の改良で新たに追加された「SレザーパッケージVセレクション」は幌がベージュになります。これがまた、タンのインテリアカラーとマッチしていい雰囲気なのです。

 マツダはこれまでにもカラーを変えた幌を装着する特別なロードスターを設定しています。ND型だと「キャラメルトップ」(2018年7月)、「シルバートップ」(2020年12月)、「ネイビートップ」(2022年1月)、「ブラウントップ」(2022年12月)を発売。カタログモデルとは異なる世界観を表現しました。個人的にはキャラメルトップの大人っぽい雰囲気が好きでした。

ロードスター キャラメルトップロードスター キャラメルトップ(広報写真)

 NA型ロードスターでは、「Vスペシャル」「VスペシャルタイプII」に内装とコーディネートしたタンのソフトトップを設定。1995年に登場した「Rリミテッド」は紺色の幌が奢られました。そして「VRリミテッド」にはタンの幌を装着した「コンビネーションA」と、グリーンの幌を装着した「コンビネーションB」が用意されました。

Vスペシャル タイプIIVスペシャル タイプII(広報写真)
VRリミテッド コンビネーションBVRリミテッド コンビネーションB(広報写真)

 ボディと幌のカラーの組み合わせを楽しめるのは、ソフトトップのオープンモデルならでは。なんだかロマンチックじゃないですか?

(AD高橋)