起きてすぐ飲む水は
冷水がいい?白湯がいい?

朝の代謝アップ術

 私たちの体は、寝ている間に汗をかいたり呼吸をしたりすることで水分が奪われるため、朝起きたときは軽く脱水した状態です。

 起きてすぐに水分を補給することはとても大切です。その際に、健康のために白湯を飲むのは体が温まるので良い事ですが、夏場は冷たい水をおすすめします。冷たい水を飲むことで、体温を下げないように体内のエネルギーが活性化されます。夏場は、起床後に冷たい水を飲む習慣をつけましょう。

 朝食は抜かずに食べることが大切です。基礎代謝が行われるのは筋肉が20%前後占めているので、筋肉の材料となるタンパク質をしっかり朝食に取り入れましょう。特におすすめなのが魚です。魚油に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)は、脂肪を分解する細胞を増やしてくれるという研究データがあります。

 魚の調理が面倒な場合は、サバやサンマ、イワシなどの缶詰を活用すると良いでしょう。ご飯にのせて丼ぶりにするだけでも簡単な朝食メニューとなります。また最近では、サケの塩焼きやサバのみそ煮など、冷凍やチルド惣菜がスーパーやコンビニでも手に入ります。それらをストックしておくのも手です。

 電車やバス通勤の方は座らずに立って乗り、駅でもエスカレーターではなく階段を使うことで、身体活動代謝が高まります。移動時も、できるだけ活動量を増やすための選択をしていきましょう。