日産ノートX FOUR／価格：258万600円 Photo by Hiroya Yamagami
日産の新たな顔、
“デジタルVモーション”を採用
日産ノートがマイナーチェンジした。ノートは“2021-2022日本カー・オブ・ザ・イヤー”に輝いた実力車。今回の改良は、内外装がメイン。メカニズムは基本的に従来と共通だ。試乗車は、電動4輪駆動のX FOURグレードである。
目を引くのは、フロントマスクの一新。日産の新たな顔、“デジタルVモーション”を採用した。セレナやKカーのデイズなどと共通イメージの造形はモダンな印象。しかもフロントグリルは有彩色にはボディ同色カラード、無彩色にはダークグレーメタルを採用するなどこだわり満点。ホイールカバーやリアバンパー下部の形状もフロントに合わせて一新され、全体の印象は確実に新しい。ただしノートならではの個性という点では、賛否が分かれるかもしれない。最新日産車としての統一感は前進したが、従来のシンプルな味わいを好むユーザー（筆者もそのひとり）が馴染むには、少し時間が必要かもしれない。
ボディサイズは4045×1695×1520mm。上級版のオーラ比でひと回り小さく、5ナンバー規格に収まる。このコンパクト設計はやはりありがたい。市街地、駐車場など、どんなドライビングシーンでも持て余す心配はない。最小回転半径も4.9mと小回りが利く。
