
ひと目でスイフトと分かるルックスも
新たな“デザイン手法”にもトライ
国内外にライバルひしめくコンパクトクラスにあって、独自の存在感を放つスズキのスイフトがフルチェンジした。新型は2004年に誕生した、軽自動車の拡大版という開発手法から脱却したモデルから数えると4代目となる。今回刷新されたのはベーシックな標準仕様のみ。ハイパフォーマンス版のスイフトスポーツは、いまのところ従来モデルが継続販売されている。
骨格構造をキャリーオーバーしたこともあり、3850×1695×1500mm(FF)のボディサイズは従来型とほぼ同様。新型も“5ナンバー”の枠内に収まり、2450mmのホイールベースも旧型と同一である。
ルックスは、ピラーをブラックアウト化した“フローティングルーフ”のモチーフを踏襲したこともあり、ひと目で「スイフトだ」とわかる雰囲気を備える。ボンネットは前端部分のスラント量を抑えてサイド見切りを重視した新形状。フロントグリルも丸みを帯びた造形に変更するなど新たな“デザイン手法”にもトライ。フルモデルチェンジを行ったことは遠目にも明確だ。