ホリエモンが教える「英語に挫折しやすい人」のたった1つの特堀江貴文氏

ビジネスにおいて英語の重要度は日に日に高まりつづけている。しかし、いざ英語学習を始めても結局三日坊主で終わってしまうビジネスパーソンの方も多いだろう。ビジネスの最先端を自力で切り開き続ける堀江貴文氏はそんなビジネスパーソンに喝を入れる。目から鱗のホリエモン流英語学習術のメソッドとは?※本稿は、堀江貴文『いつまで英語から逃げてるの? 英語の多動力New Version 君の未来を変える英語のはなし』(Gakken)の一部を抜粋・編集したものです。

英語学習は結果を求めずに
やり続けることが大切だ

 英語学習者を見ていて思うのは、大して勉強していないのに、やたらと結果を求めるところがあることだ。英語の勉強を始めて、2~3カ月で、全然結果が出ないと嘆く。

 そもそも英語でなくても2~3カ月で身につくスキルなんかないし、そんなものがあったら、使い物になるスキルではないだろう。

 留学したって、2~3カ月ではそれほど英語力は伸びない。ましてや、週に数回の勉強で上達を感じるはずがない。

 結果を求める人は英語に挫折しやすい。

 英語は“やり続ける”ことが大切だ。だから結果ではなく、“自分が実際に今どれくらい英語に触れているか”をペースメーカーにすれば、学習を継続しやすくなる。

 英会話スクールは週1回通う人が多いらしい。それだと月4時間程度の学習ということ。

 例えば、月に4時間で一流とは言わないまでも、ある程度のサッカーができるようになるだろうか。何年かやっていれば、今より少しはうまくなるかもしれないが、劇的に上達するわけがない。

 そういう意識ができると、数カ月で結果を求めなくなる。そして、場合によっては学習時間を増やそうと計画を練り直せるだろう。

 勉強でも仕事でも現状をきちんと把握することはとても大切なことなのだ。それができていないと、大してやってもいないのに、やっているつもりになり、結果が出ないことを嘆く。それはちょっとカッコ悪い。

やり続けるためのコツは
日々の時間管理の「見える化」

 英語はある程度の時間をかけて真剣に取り組まなければ、そうそうに身につくものではない。つまり根気が必要なのだ。そのため、続けるためのコツとして、日々の時間管理を「見える化」することだ。

 初心者であれば、まず3カ月間程度がいいだろう。英語に触れた時間を毎日、「Now Then Time Tracking」など使いやすいアプリに記録していく。1日1時間が精一杯なら、1週間で7時間だ。1カ月で30時間。3カ月で90時間。100時間まであと少し……と感じることになる。

 すると、次の3カ月は1日2時間、休日は3時間にして半年で計300時間を目指そう、という計画が立てられる。

「勉強中スマホが気になって集中できない」そんな悩みを抱える人には日本の女子高生が作った「STUGUIN」という勉強支援アプリが使える。「スタート」を押すと「フィニッシュ」を押すまで無限に時間を測定してくれる。

 しかし、「スタート」を押してからスマホに触ると勝手に計測が切れるため、勉強が終わる(フィニッシュを押す)までスマホをいじることができない。「今から2時間、脇目も振らず英語に集中する」といったとき、役に立つだろう。

POINT(1):数カ月の努力で手に入るものなんて、社会では通用しない。だから結果を求めるより、「やりきった内容」を記録し、見える化するのだ。