計画とは目標達成のための技術
先にサボれない仕組みを作れ
往々にして学習途上で挫折するパターンが、上手に計画を立てていないところにある。計画とは目的達成のための技術である。そして計画は目的地に向けた第一歩だ。
初めの一歩のハードルは高すぎてもダメだし、低すぎてもダメ。助走もなしにいきなり5メートルの壁をよじ登ることはできない。
計画を立てるためには、まず自分を知るところから始まる。もしあなたが過去の経験で英語学習に何度か挫折したことがあった場合、それはラッキーな境遇だ。なぜなら毎回自分がどのくらいで挫折しているかを知っているのだし、次に取り組む場合もだいたいの予想がつく。
仕事を持つ社会人であれば、たいていの人が3日くらいはモチベーションを保てるだろうが、5日目あたりになると残業や飲み会などなんらかの事情で学習の機会が損なわれてしまう。すると、その翌日から持続性が切れ、もはや勉強したくなくなるのだ。
そのことを知っているのなら、あなたはラッキーなのだ。
どうせ投げ出すことが予想できるなら、投げ出すことができないように事を運べばいい。
X(旧ツイッター)に毎日の学習結果を報告することを習慣にしてもいいし、高額な英会話スクールに入会し、英会話スクールに行くことを仕事に行くのと同等の「重要度」に引き上げればいい。そうすれば、絶対にサボれなくなる。
そして大切なのが目標を達成する日を定めることだ。
英語を使ってなりたい自分はどこにいる?1年後?2年後?次の人事考課の日?なりたい自分像が実現する日はいつか、決めるのだ。そして、その日から今を引いて、あと何日あるのか時間を割り出すのだ。
面白くない勉強をするな、
“ワクワク”する勉強だけやろう
目的を決めて、計画を立てることは大切だ。しかし、面白くない勉強をその計画に詰め込んではいけない。
なぜ英語を身につけたいのか。その根本を探ってみよう。
僕が思うに、きっと外国人と普通に笑い合ったり、英語で仕事をすることで視野を広げたり、そこにはいいイメージしかない。つまりそれがあなたにとって「面白い」ことだからだ。