外見は男性なのに心は女性、外見は女性なのに心は男性という人もいます。「この考えは、男性らしくないな。自分はおかしいのかな」「女性だけど、乗り物や怪獣が好き。人には恥ずかしくて言えない」など、社会的に作られてきた「男性(女性)はこうあるべき」という枠にとらわれて悩むことはありません。自分の感情と向き合い、うまく付き合っていくことができれば、それでいいのではないでしょうか。

睡眠不足こそがネガティブな
感情を引き出す大きな要因!

 脳が疲弊した状態になると、ネガティブな感情になりやすくなります。脳を疲弊させる大きな要因の1つが、睡眠不足です。

 睡眠不足が続いて、頭がぼーっとしたり、体の疲れが取れなかったりしたことはないでしょうか。睡眠は心身を休ませるためにも欠かせないものです。質の良い睡眠が取れるように心がけていきたいものです。

 睡眠は、眠りの深さなどによって大きく「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」に分けられます。眠りにつくと、まずノンレム睡眠に入り、だんだんとレム睡眠に変わっていきます。そして、その後はノンレム睡眠とレム睡眠を90分ほどの周期で繰り返し、朝の目覚めに向かっていきます。

 では、このレム睡眠とノンレム睡眠には、どのような違いがあるかを紹介しましょう。

 レム睡眠とは、全身の筋肉が脱力して、夢を見ている状態。つまり、「体は寝ているけれど、脳は起きている」という状態です。家族や友達の寝顔を見た時に、まぶたがピクピクと動いていることはなかったでしょうか。脳が活発に働き、目が急速に動いていることから、Rapid Eye Movement(急速眼球運動)の頭文字を取って、REM(レム)睡眠と呼ばれているのです。

 もう1つのノンレム睡眠は、「脳も体も休むモードになっている」状態です。目の動きがないのでnon-REM(ノンレム)睡眠と呼ばれています。