上限額はどうやって計算する?

イマイチ: 自分の上限額は、どうやって計算すればいいんですか? 計算は苦手なんですが……。

MORITAKA先生: 安心してください。ふるさと納税サイトには、寄付金が全額控除される上限額をシミュレーションできる機能がついています。年収や配偶者の有無などの条件を入力すると、一瞬で試算してくれます。総務省のふるさと納税ポータルサイト内でもシミュレーションできますよ。

イマイチ: 試しにサイトでシミュレーションしてみてもいいですか?

MORITAKA先生: もちろん。

イマイチ: あっ、意外とたくさん寄付できますね。なんだか、ワクワクしてきました!

POINT
・給与収入や家族構成によって全額控除される上限が決まっている
・寄付する前に自分の上限額をチェックすべし!

確定申告とワンストップ特例

 ふるさと納税を利用するには、基本的に確定申告が必要です。しかし、会社員の場合、それが不要になる制度があります

イマイチ: 先生、ちょっと気になっていることがあるんですが……。

MORITAKA先生: なんでも聞いてください。

イマイチ: ふるさと納税のような税制優遇の制度は、やはり確定申告が必要になるんでしょうか? さっき姉と話しているときに「確定申告がなんとか……」という話をしていたのが気になっていまして。

MORITAKA先生: もちろん、ふるさと納税をするだけでは税金は戻ってこないので、基本的には確定申告が必要となります。

イマイチ: そうなんですね……(汗)。

MORITAKA先生: 一応、確定申告の流れをお話ししておくと、寄付の申し込みが済むと、自治体から返礼品とは別に、「寄付金受領証明書」という書類が郵送されてきます。これは寄付したことを証明する書類です。この書類がないと、翌年の確定申告で税負担の軽減を受けられないので、大切に保管しておく必要があります。