米国のオフィスで脚を露出する人が静かに増えており、驚きと疑問の声が上がっている。 職場での半ズボン着用はこれまで、配達ドライバーなど特定の従業員には仕事着として許容されてきたが、オフィスでは長らく認められていなかった。 しかし熱波の発生の頻度と激しさが増し、期間も長くなった結果、半ズボン姿で仕事をする人が増えている。賛成派は、生産性が損なわれない限り、何を着るかは問題にはならないはずだと主張している。 きちんとした服装を支持する伝統重視派は半ズボンで勤務する人にショックを受けている。半ズボン派の中にも、まだ不適切と感じると言う人もいる。 「暑さが強烈で、イベントや会議に出席する必要がなければ半ズボンをはく」。ニューヨーク市クーンズ区長の広報責任者クリス・バーカ氏(33)はそう話す。膝丈のズボンをオフィスにはいてくるようになったのは昨夏で、今夏はこれまでに4回か5回、半ズボン姿で勤務したという。「外の気温が37度なら、快適さを優先して構わないはずだ」