国民健康保険料と介護保険料
手取りを左右する「格差」は大きい!

 最後に、国民健康保険料と介護保険料のワースト3とベスト3を見てみよう。

国民健康保険料筆者作成
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 国民健康保険料が最も高い大阪市と最も少ない名古屋市の差額は、約5万円。2倍近い差となっている。

介護保険料筆者作成
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 介護保険料が最も高いさいたま市と最も少ない山口市との差額は、約3万円という結果になった。

 年金の手取り額の多寡だけでリタイア後の住まいを決めることはできないが、自治体によって、国民健康保険料と介護保険料が異なることは知っておきたい。

 額面年金収入が異なると、社会保険料負担割合も変わってくるため、手取り額ランキングの結果は違ったものとなる。

 次回(9月12日〈木〉配信予定)は、公的年金に企業年金などが加わった場合を想定した、額面年金収入300万円のケースの試算結果をお伝えする。