もし自分がココイチの広報担当者なら歓喜するだろう。あの米津玄師が、誰に頼まれたわけでもなくココイチ好きを明らかにしてくれたのだ。こんなことはPRで狙ってもなかなかできない。

 インタビューは、「(好きなトッピングは)ソーセージとか」「基本的に子ども舌なんですよ」と続き、さらに制作中は家でカーテンを閉め切って「不健康の極み」であり、外に出ないと語られた。

 米津玄師がこう語ると、成功したクリエイターとして最もクールなあり方は銀座で寿司を食ったり港区で豪遊したりするより、Uber eatsでココイチを頼んで制作に没頭することなのではないかと思えてくる。

 というのは言い過ぎだとしても、庶民の味方という印象の強いココイチを、今最も成功しているアーティストといっても過言ではない米津玄師が好んで食べているというのはだいぶ好感度が高い。米津玄師にとってもココイチにとってもWin-Winな発言だった。

一番人気はチーズにチキン
「ソーセージ」を選ぶ人は通っぽい

 好きなトッピングがソーセージというのは絶妙な回答だった。というのも、ココイチのトッピングで不動の人気を誇るのは「チーズ」であり、ついで「ロースカツ」などの揚げ物系や「パリパリチキン」など肉系が挙げられることが多い。

 たとえば、ココイチの人気トッピングランキングをたびたび記事にしている「ねとらぼ」の2024年1月記事「【ココイチ】「カレーのトッピング」人気ランキングTOP30!」(https://nlab.itmedia.co.jp/research/articles/2223164/)によると、第1位はやはり「チーズ」、2位は「パリパリチキン」である。

 「ソーセージ」はというと、「ソーセージ(4本)」が16位、「ソーセージ(2本)」が15位だった。(ココイチはトッピングにハーフの量を用意しているのでこの4本と2本に分けられているが、これが統一されていればランキングはもう少し上だったかもしれない)。