貯まる家は床にモノを置かない

 モノを片付けずに床に置く家は、モノが多いだけではない。“とりあえず”や“後回し”思考の表れでもある。簡単なことでも面倒くさがったり、早く処理しなくてはいけないことを先送りにしたり。お金に関するジャッジや手続きについても「まあいいや、面倒だから後でやろう」となりがちだ。

 先延ばしにすればするほど、面倒さが増すだけ。モノの片付けも同じことだ。どんどん床のスペースが狭くなり、いよいよ片付けなくては――となった時には、その作業がさらに大変になる。

 床にモノがあればあるほど家は散らかって見えるもの。自分の行いのせいとはいえ、住む人にとっても快適な空間とはいいにくい。散らかっている家にいるのがストレスに感じ、気分転換にと外出すればカフェに入ったり、ランチを外食したりと、ますます財布からお金が出ていく。

 おまけに床に置いたモノにつまずいて怪我でもした日には、病院代までかかってしまうのだ。お金を貯めたいなら、床にモノは置かず、すぐに片付けよう。

電気代だけではなく
時間も無駄にしている習慣とは?

貯まる家はむやみにテレビをつけない

 BGM代わりにいつもテレビをつけているのは、ムダ遣いに気づかない家だ。いくら省エネ性能が進んだとはいえ、つけっぱなしでは電気を浪費するだけ。おまけに、ながら見は時間もムダにする。

 動画の視聴も同じで、面白そうなコンテンツを次々に見ているうちに、あっという間に時間が過ぎてしまうものだ。テーブルの上は散らかったまま、郵便物も開封せずテーブルに積み上げたまま――で、1日が終わってしまう。

 お金だけではなく時間も有効に使いたいと考えているのが、貯め体質の人だ。見たい番組だけチェックして、それ以外の時間は電源を切り、すべきこと・したいことに時間を使う。

 時間もお金もメリハリをつけて使えば、気づくとどっちも無くなっていた……ということにはならない。貯まらないと感じている人は、まず、見ていないテレビの電源を切ることから始めてはどうだろう。