歳をとった親が年々「頑固になる」
健康のために運動したほうがいいと親を気遣い、「散歩にでも行ってきたら?」と声をかけたら「おちおち家にもいられない」とぼやかれた。加えて、「子どもに追い出されたのよ」と、根も葉もないことを近所の人に言っていた。そんな方がいました。
また、親が生活習慣病にならないようにと、血圧や体重を確認すると「食べるものにも口出しをするのか!」と怒鳴られた方もいます。親を心配しただけで、悪気などまるでないのに、変な解釈をされてしまう。素直に受け取ってもらえない。そんな声をよく耳にします。同じような経験をした人も、たくさんいるのではないでしょうか。
よかれと思ったアドバイスを無下にされるたびに「だったら、自分の好きなようにすればいいだろう!」という言葉が、口をついて出そうになりますよね。
しかし、だからといって、ほったらかしにすることはできません。なぜなら、血のつながった「親子」だからです。