「韓国ドラマのセリフを聞き取りたい」「K-POPの歌詞の意味がわかるようになりたい」「韓国旅行に行くので、その前に少しでも韓国語を覚えたい」。そんな人におすすめなのが『ゼロからわかる! 楽しく続けられる! 韓国語1年生』(ハングルノート加藤著)だ。「こんな本がほしかった!」「とにかくわかりやすくて楽しい」「本当にゼロからわかる、初心者におすすめの1冊」と話題になっている。著者は月間最高180万PVの韓国語ブログ「ハングルノート」の管理人で、韓国旅行情報のYouTuberとして活躍するハングルノート加藤氏。今回は本書の発売を記念して、本文から一部抜粋・再編集して紹介する。
韓国ドラマ・映画あるあるを紹介!
韓国ドラマや映画を見ていると、「人を呼びかけるときに、フルネームで呼んでいる」「あれ、親に敬語を使ってる?」と思うことはありませんか?
今回はそんな韓国ドラマ・映画でよく見かける人の呼びかけ方を解説していきます。
呼びかけるときにフルネーム!? 社内の人にも「様」をつける
日本では、同じ社内の人同士の呼び方は、鈴木さんや佐藤部長などのように「苗字+さん」「名前+役職」言いますよね。
韓国は「鈴木太郎さん」とフルネームで呼んだり、「佐藤部長様」と様をつけたりするのが一般的です。
そして、社外の方に社内の人を紹介する場合も異なります。
また、日本の場合、社外の方に社内の人を紹介するときは、「さん」を外して「鈴木」や「部長の佐藤」と呼び捨てをしますよね。
一方、韓国の場合は、社外の方との会話などでも社内の人の呼び方は変わりません。
敬語で話すことが一般的で、「鈴木太郎様」や「佐藤部長様」のように同僚であっても「様」をつけます。
両親や祖父母と話すときにも敬語を使う!?
韓国ドラマや映画で、息子が父親に敬語で話しているシーンを見かけたことはありませんか?
「家族なのになぜ敬語?」と違和感を持った方もいるでしょう。
韓国は年上の方を敬う文化や、上下関係に厳しい文化が根づいており、それが言葉にも現れています。
両親や祖父母と話すときは基本的に敬語で、家族の話を他の人に話すときにも敬語を使います。
たとえば、日本では「母は家にいます」とは言いますが、「母は家にいらっしゃいます」とは言いませんよね。
でも、韓国語の場合は、ビジネスで自分の親について話題を出すときなど、「お母様は家にいらっしゃいます」と敬語で話します。
表現のちがいを知れば、ドラマ・映画もさらに楽しめる!
日本語と韓国語は、語順がほぼ同じなので、韓国語はとても覚えやすい言語です。
今回ご紹介したように、日本語とは表現や文法にちょっとしたちがいがあるのですが、それもまたおもしろいですよね。
ぜひ紹介した「人を呼ぶときにフルネーム」「社内の人に様をつける」「親にも敬語を使う」を意識して、韓国ドラマ・映画を見てみてください!
よりいっそう、楽しめるはずです。
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『ゼロからわかる! 楽しく続けられる! 韓国語1年生』では、韓国語の文字の読み方から日常や韓国旅行ですぐに使えるフレーズなど、知識ゼロでも韓国語を楽しく学べる方法をたくさん紹介しています。