一生歩ける足は脳と体の健康を約束してくれる

 古今東西の書物に登場するほど、“健康で長生き”したいというのは人類の長年の目標です。

 でもただ長生きすればいいのでしょうか?

 寝たきりで長生きするのではなく、死ぬその日まで自分の足で歩きたい。そう思いませんか?

 私も死ぬその日まで歩いてお客様の足元に行って、足裏をマッサージしたいと考えています。それを考えるだけで、心がワクワクしてきます。

 そして、歩けることは元気で長生きするための最良の方法です。なぜなら、脳と体の元気を保つには「風景を変える」ことが大事だから。

 外を歩いていると、昨日と同じ道を歩いていても、目から季節ごとに違う景色を楽しめますよね。どこからともなく木々や花々の香りがしたり、鳥のさえずりが聞こえてきたり、ただ歩いているだけで五感が刺激されていることに気づくと思います。

 でも、歩きながら、あそこが痛い、体が動かせないと、痛みや不調にばかり意識がいってしまうと、五感が刺激されず、心まで元気がなくなってしまうのです。

 目、耳、鼻から入ってくる情報をいつも新しい刺激と喜びに変えていけるのが歩くこと。そして元気に歩くことを可能にしてくれるのが、健康の土台となる足裏です。