GクラスらしいデザインはEVでも継承されている

 一方でG580 with EQテクノロジーは、Gクラス45年間の伝統を受け継いでいることも見逃せません。オフロード性能を高めるために屈強なラダーフレームを採用。モーターはラダーフレームに組み込まれ、リチウムイオン電池はラダーフレームの内側に敷き詰められています。最大渡河水深は850mm、最大35度の側方勾配でも走行できます。モーターは1基あたり108kW(147ps)で、4基合わせた出力は432kW(587ps)。最大トルクは1164N・mに。

 デザインはグリルデザインなどにEVらしさが感じられますが、基本はGクラスと同様で、伝統がしっかり守られています。背面のスペアタイヤ部分は充電ケーブルを格納するボックスになっています。

 我々にとってEVがメジャーな存在になったのは、初代日産 リーフ(2010年)や三菱 i-MiEV(2009年)の登場時。そこからまだ15年ほどしか経っていませんが、EVは劇的な進化を遂げています。これからも、私たちの常識をはるかに超えるものが登場するはずです。

(AD高橋)