商品力を大幅に高めたホンダ・ヴェゼル
見た目の変更は小規模も一段と上質に進化
ホンダ・ヴェゼルが、商品力を大幅に高めた。具体的には内外装デザインの一部リファインと静粛性の向上、ハイブリッド・モデルのエネルギーマネージメントの制御見直しがポイントで、販売主力のe:HEVハイブリッドはEV走行モードの拡大を図った。
これまでも好評を博していた現行型だけに、見た目の変更は小規模にとどめている。いわゆる“クーペSUV”風だった初代モデルから水平基調へと大きく趣を変えた現行型のプロポーションは、基本的に従来と同様である。ボディ同色の特徴的なフロントグリルも踏襲している。
新型はグリルを含めたフロントパンパー形状とリアコンビネーションランプのグラフィックを変更し、「クラスを超えた存在感」を強くアピール。4340×1790×1580mm(Z)の使いやすいサイズ設定はそのままに、一段と上質に進化した。
インテリアはセンターコンソールを従来のドライバーオリエンテッドな造形から対称形状の上下2段タイプに変更。これは左右両席からのアクセス性を高めるためだという。