ふたたびデイジーの話を聞こう。
クレア・コーエン著、安齋奈津子訳
「たいていは、脈絡がないんです。どういうわけか、みんながキラキラ輝いているように見えて、自分はキラキラしてないと思ってしまう。それに、自分が成功したときには、友達にこと細かに話す必要があるでしょうね、ねたましさが……完全になくなるわけじゃないにせよ、すべてがパーフェクトでキラキラしてるわけじゃない、とわかってもらうことはできるはずだから」。
また、デイジーにとって一番難しいことのひとつは、自分が友達を励ましてあげたのに、自分の成功を喜んでもらえないことかもしれない。
「傷つきましたね。すごい成果だと自分では思ってるのに、友達は反応してくれない、認めてくれないなんて。それならこっちだって祝福してやらないからね、と思ってしまいました。だけど、友達にとって難しい状況だったのかもしれませんね。私にだって、そういうときはありますから」。