行動を支配しているのは、
「理性」ではなく「潜在意識」である
そして、その「感情」が生まれた原因を、言葉で語り尽くすことはほとんど不可能ではないでしょうか?
いろいろ理由をつけてはみても、結局のところ、「なんか好きなんだよね」「ピンときちゃったんだよね」ということに尽きると思うのです。その「感情」を生み出しているのが、「潜在意識」=「自覚されていない意識」だとすれば、完全に言語化することができないのも当然のことでしょう。
つまり、僕たちの言動や思考を根本で支配しているのは、「潜在意識」=「自覚されていない意識」なのだと思うのです。
であれば、人に動いてもらうために決定的に重要なのは、「理屈」を伝えることで、相手の「理性」に訴えかけることではなく、「潜在意識」=「自覚されていない意識」に働きかけることによって、相手の「感情」を動かすことにほかならない、ということになるはずです。
相手の「潜在意識」において、「この人は信頼できる」「この人を応援したい」「この人の力になりたい」といったポジティブな感情が生み出されたときにはじめて、相手は自らの意思で、「わかった。あなたの言うとおりにしましょう」と決断し、行動を起こしてくれるのです。