営業成績のグラフとビジネスマン写真はイメージです Photo:PIXTA

部下に仕事をお願いすると、なんか嫌そうな顔をする。もっと意欲的に取り組んでほしいのに…。こんな悩みが生まれてしまうのは、あなたの日々の言動が原因かもしれない。実は、仕事の振り方や声掛け次第で、部下のやる気は大きく上下する。上司として身につけておきたい、その振る舞い方とは?※本稿は、岡本文宏『効率アップ!チーム力アップ!モチべーションアップ!リーダーの任せる技術』(あさ出版)の一部を抜粋・編集したものです。

部下に信頼されるリーダーは
日頃から関係作りに努めている

 あなたに上司がいたとして、「この仕事を任せたよ」と告げられたとき、“よし頑張ろう!”と思うときと、逆に“面倒だな、嫌だな”と感じるときがあるのではないでしょうか?

 同じ仕事を依頼されたのに、感情に差が生まれる一番の原因は「誰から任せられたのか」によるところが大きいと言えます。

 尊敬できる上司から託された仕事であれば、一生懸命に取り組もうと思えるでしょうし、人間的に好きになれない上司からであれば、指示として受け止め、仕方なしにこなしていくことになります。

 当然、仕事の出来栄えにも差が生まれてきます。完了させるまでの時間も違ってくるので、生産性も変わってきます。

「この人から任せられたのだから頑張って上手く仕上げよう!この人のためなら一肌脱ごう!」と、任せる相手から思われることが大事です。そうなるために、普段からスタッフとは良い関係を築いておくことが不可欠です。

 部下と良い関係を築くには、コミュニケーションは欠かせません。