結果はどういう意味?
この研究はほとんどの人にとって、レジスタンストレーニング対して最小有効量(効果が現れる最小の量)のアプローチでも、筋力と筋肉を増やすために効果的であることを示している。
もちろん、このトレーニング法は、より頻繁でボリュームの多いトレーニングほど効果は高くないが、筋力と筋肉量を増やすことは老化を抑え、死亡リスクを減少させるために重要とされている。研究によると、筋力レベルが高くなり、死亡リスクが14%低くなるとされている。つまり、長期間にわたって筋力を増やし続けることは、ボディビルダーやパワーリフティングのチャンピオンになれなくても、健康を維持するうえで重要ということだ。
また、筋力増加の量が徐々に減少していくことが大きな落差に聞こえるかもしれないが、週に3〜4日トレーニングをしている人でさえ、着実に成果をあげているトレーニーでさえ、同じような期間でこれ以上の成長を遂げられないこともあるということも指摘されている。
例えば、過去7年間にレッグプレスでどれだけの筋力を増やせたか? 自問してみてほしい。筋肉の増加率は70%強かもしれないが、週に3時間でもトレーニングしている場合にはこの研究の参加者と比較して900%以上となる…が、そんなに筋力がついただろうか?
この研究から得られる重要なことは、たとえ20分のトレーニングしかできなくても、それは必ず価値があるということだ。それは、科学的に証明されているのだ。
Text By Andrew Tracey
Translation / Yumi Suzuki
Edit / Satomi Tanioka
※この翻訳は抄訳となる
Source / Men's Health UK