また、虫を飼った経験がある子であれば、「交尾」という言葉を知っていることがあります。そこに結びつけて、「人間の場合はセックスって言うんだよ。大人が赤ちゃんをつくるためにすることだよ」と話してもよいですね。セックスにも多様な意味がありますが、子どもには生殖に関することとして話すのがよいでしょう。
性の話は「自分の成り立ち」を
子どもが知るための大事な機会
『親子で話そう！性のこと： 3歳から始める性教育』（Gakken）高山恵子、佐々木睦美著
性の話は、「自分という存在がどこからどうやって来たのか」というように、自分の成り立ちを知る話でもあります。
女性だけでも男性だけでも、赤ちゃんはできません。両方がいて初めて命が誕生するのです。性の話を通して、「だから、○○ちゃんはお父さんにもお母さんにも似てるんだよ」「おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん、○○ちゃんって、つながっているんだね」「お父さんもお母さんも、○○ちゃんにとっても会いたかったんだよ」「あなたは愛される存在なんだよ」というメッセージも子どもに届けていきたいですね。
