そうはいっても、思いもよらないような質問をされて、どう答えていいかわからないときもありますよね。そんなときは、「○○ちゃんにわかるように答えるのは難しいから、お母さんが調べておくね」「お父さん、ちゃんと説明できるか自信がないから、考えてみてからあとでゆっくりお話するね」と伝えて、その場ですぐに回答しなくても大丈夫です。ただし、質問をなかったことにはしないでください。

 子どもからの質問に完璧に答えようとすると、負担になってしまいます。親子で一緒に学んでいくという気持ちで、向き合っていきましょう。

「セックス」については
淡々と科学的に説明しよう

 携帯を操作しているうちに、インターネットでいろいろな情報にアクセスできてしまうので、小さい子どもでも「セックス」という言葉を聞いたり、目にしたりしている場合があります。聞かれた大人は内心「どうしよう!」と衝撃を受けるかもしれませんが、動揺は見せずにできるだけさらりと返すのがポイントです。

「○○ちゃんは、なんだと思う?」「セックスっていう言葉を知ってるんだね。どこで聞いたの?」というように質問を返すのも1つの方法です。そのとき、怖い顔で詰問調にならないように気をつけてください。そして、冒頭のアンサー例のように淡々と科学的に説明をしましょう。