どうしたらいいかを
一緒に考えよう

 子どもが素直に認めた場合も、プライベートゾーンのことなどを伝えたうえで、同じことをしないためにどうしたらいいかを確認します。また、友達に謝りに行くなど、自分がやったことの責任をどうとるかということも一緒に考えましょう。

 子どもは、自分がされたことをほかの人に同じように試してみることがあります。自分もやられたからやり返した、誰かに無理矢理パンツを下げられたことがあるなど、その子自身も被害を受けていたのであれば、そこに対するケアも必要です。

 その子の話を共感的に聞き、必要な場合は専門家にも相談しましょう。

「あそびでやっているだけ」
がとても危険なワケ

「互いにやっているから」「あそびでやっているだけ」と言う子もいるかもしれません。

 みんなの前で友達のズボンやパンツを下げる、スカートをめくる、といったことをふざけてやる子もいます。その場のノリで、周りにウケるから……。大人が「まあ、これくらいのことは……」「あそびだし」と容認する意識がある場合もあります。