【繰り返し行う付随作業】営業職の例
・商談の日程調整
・資料の作成/印刷
・取引先への訪問(移動)
・商談後のお礼メール
・契約書作成/締結

 繰り返し作業にはムダがへばりついていることが多々あります。繰り返し作業をリストアップする際は、準備/商談/フォローといった具合に、一連の仕事を3~4個のプロセスに区切って洗い出すと思い出しやすくなります。繰り返し作業の中でも、特に単純作業や「面倒だな」と感じた作業がターゲットです。

 リストアップしたうえで、「マジメ×手抜き」思考の実践です。この繰り返し作業、手を抜けないかな? と発想し、マジメに手間や手数を減らす方法を考えましょう。

 現在、私は様々な企業と取引をさせていただいていますが、意外なほど「これはこういうものだから」と真面目に(頑なに?)、過去のやり方に固執している個人や組織が多いと感じます。

 例えばエクセル作業で「面倒だな」と思った瞬間に、さっと便利な関数がないか調べるかどうかの違いで、年間の作業時間に大きな影響を与えます。常に、手間や手数を減らせないか、「手抜き」を模索し続けることが、ムダ発見スキル向上の近道です。