そして、相手のいない場所に移ったら落ち着いて深呼吸。すると、さっきまでカッカしていた自分がまるで嘘のように、冷静さを取り戻すことができます。
相手もそれは同じ。
燃料さえくべなければ、怒りの炎は鎮まるものなのです。
「単純作業」に没頭することで
熱くなった心と体を切り離そう
深呼吸以外では、体を動かすことも効果的で、私は「掃除」をお勧めしています。
怒りの対象から離れても、ひとりで部屋にこもってじっとしていると、「でもちょっと待てよ、やっぱりどう考えても私は悪くない」などと、また燃料投下が始まってしまうんですよね。
こうなるともう相手はいないので、完全にひとり相撲です。
そうならないために、例えば床や机の隅に溜まっている埃をひたすらきれいにする、服を整理整頓するなど、掃除や片づけに集中して、たんたんと体を動かしてみましょう。
すると、心と体が切り離されるので、余計なことを考えずに気持ちを落ち着かせることができます。
実際に部屋もきれいになるので、一石二鳥です。
仕事中であれば、あまり考えずにできるようなルーティンワークに取り組むのがいいと思います。