「のびる」はこれまで、駅ビル、エキナカを中心に開発してきたショッピングセンター事業、ホテル事業、オフィス事業を新しい市場――マチナカ、JR東日本エリア外(中部・関西地方)、さらには海外に拡大するとした。
また、2010年代以降の技術革新を背景に、AIやビッグデータを活用したサービスの提供や、オープンイノベーションにより社内外のアイデアや技術・ノウハウを活用したビジネスやサービスを実現したいとしている。
首都圏の大規模ターミナル駅で
「多様な魅力あるまちづくり」を推進
「ひらく」は、首都圏を中心とする大規模ターミナル駅開発、大規模複合型まちづくり計画として、横浜駅西口駅ビル開発(2020年に「JR横浜タワー」として開業)、渋谷駅街区東棟(2019年に「渋谷スクランブルスクエア」として開業)、浜離宮恩賜庭園を望む竹芝ウォーターフロントの再開発(「WATERS takeshiba」として2020年開業)が挙げられた。
上記の開発はいずれもNEXT10以前に着工しているが、源流としては「ニューフロンティア2008」(編集部注/2005年に策定された中期経営構想)が掲げた「駅直結の立地を活かした機能性、先進性に優れた大規模オフィス開発」や、「2020ー挑むー」(編集部注/2008年に策定された中期経営構想)の「大規模開発の推進」「駅の外でのまちづくりの取り組み」にあるといえるだろう。