ただし、グーグル検索にせよChatGPTを使うにせよ、注意は必要です。
ネット空間には、誤った情報がたくさん存在します。
たとえばプログラム上である機能を実装したいときに、ネットで見つけたコードを真似したら動いたとしても、実はもっと効率的でメンテナンスのしやすい書き方があるのかもしれません。
独学においては自分で軌道修正なり添削ができるかが大事なので、ひとつの情報を鵜呑みにせずに、別のソースで裏づけをとるような「疑いの目」を忘れないようにすることも重要ですよ。
とんかつ屋を新規開店する
その時に試される行動力とは
行動力と開拓力はほぼ同じ意味として使うこともできますが、ここでは行動力とは「多くの人が躊躇する行動をサクッととれること」を指すことにします。
たとえばみなさんが飲食店勤務で、会社として群馬でとんかつ屋の開業を検討していて、その調査を依頼されたとします。ただし土地勘はありません。みなさんならどうするでしょうか?ちょっと考えてみてください。
……………………はい、時間です。
とりあえず現地調査ですか? なるほど、正攻法かもしれません。県内でとんかつ屋の需要がありそうな町をいくつか選んで現地入りし、覆面調査をしてみる……みたいな感じですかね。
それはそれで行動力はありますが、もっと行動力がある人はそんな時間とお金のかかることをする前に、群馬のグルメ情報を発信しているサイトを探してその運営者にメールを送り、とんかつ屋開業にあたっての助言を求めるかもしれません。
僕が担当者なら、まず群馬でとんかつ屋を営業している店舗をデータベース化し、かたっぱしから電話をかけ、「とんかつ愛」をアピールしながら情報を根ほり葉ほり聞き出すかもしれません。
電話が苦手なら、メールでもいいでしょう。むしろ一斉送信できるメールは量が稼ぎやすいので、最終的に得られる情報量は増えるかもしれませんね。
ネットの世界にこもっている人たちはこうした「デジタル行動力」のレベルだけは高い人が多いので、それもいい武器になるんじゃないでしょうか。
自分の欲求を満たすために平気で他人の時間を要求する。普通に考えたら厚かましいお願いです。でも多少の厚かましさや強引さ、そして断られても気にしない姿勢が、行動力には欠かせません。