「今年の新語 2024」大賞に
「言語化」が注目されている背景
辞書の三省堂が選ぶ「今年の新語 2024」で大賞に選ばれたのは「言語化」でした。この結果を意外に感じた人も多いと思いますが、総評によると、 「言語化」はもともと学術用語として、長らく硬い文章語として使われてきた歴史があり、誰もが使う日常語に変わってきたのは、実はつい最近のことなのだそうです。「言語化」は人々が気づかずに使っている「新しい言い方」なのです。
実生活やSNSなどで自分の気持ちを「言語化」する機会が増えてきた中で、「言語化力」を高めたいという需要も高まり、近年では関連本も多く出版されてきました。
そこで、今回は現在約3800冊の本の要約を公開している「flier(フライヤー)」の中から、「言語化」関連本の人気ランキングTOP5をご紹介します。
【「言語化」関連本ランキングTOP5】
1位:『モヤモヤを言葉に変える「言語化」講座』(ひきたよしあき/PHP研究所)
2位:『「好き」を言語化する技術』(三宅香帆/ディスカヴァー・トゥエンティワン)
3位:『瞬時に「言語化できる人」が、うまくいく。』(荒木俊哉/SBクリエイティブ)
4位:『こうやって頭のなかを言語化する。』(荒木俊哉/PHP研究所)
5位:『言語化の魔力』(樺沢紫苑/幻冬舎)
1位に輝いたのは、ひきたよしあきさんの『モヤモヤを言葉に変える「言語化」講座』(PHP研究所)でした。著者のひきたさんは博報堂に入社後、クリエイティブディレクターとして数々のCMを手がけ、教鞭を執る大学では、学生や社会人から多くの支持を集めています。