「ビジネス書なのに、なぜか子どもたちが取り合って読んでいます」
こんな感想が寄せられているのが、2024年ベストセラーランキングビジネス書部門で4位(トーハン調べ)となった話題の書『頭のいい人だけが解ける論理的思考問題』です。論理的思考問題とは、知識や難しい計算はいっさい不要で、「考える力」のみが問われる問題を指します。小中学校の受験問題、就職試験問題、Google、Apple、Microsoftといった超一流企業の採用試験などでも出題されています。
そんな論理的思考問題を紹介している本書は、下は10歳から、上は84歳まで、いま、あらゆる世代で「面白すぎる!」と話題になっています。「家に置いていたら、先に子どもが読んで熱中していた」「ゲームばかりしている兄弟が取り合って読んでいた」などの感想が続出。この記事では本書の「おわりに」より一部を抜粋・編集し、「世界一の難問(?)」を紹介します。
世界一難しい問題?
発端は2018年の中国でした。順慶区の学校でおこなわれた小学5年生の算数のテストで出題された「とある問題」が、世界各国に衝撃を与えました。
あなたは、この問題が解けますか?
先に言っておきます。問題文に誤りはありません。
いっけんすると意味不明な問題です。実際、このテストを受けた生徒たちや、問題をニュースで見た全世界の人々も困惑しました。この短すぎる(そして不可解な)問題の答えは、いったい何なのでしょうか。
世界の人々の回答とは?
問題を解こうとした生徒のうち1人は、以下のように解答しました。
中国最大のSNSであるWeibo(微博・ウェイボー)のユーザーの1人は、以下のように解答しました。
いずれの回答も説得力がありますが、年齢を断定するには至りませんでした。
問題の「正しい答え」
では、いったい正解は、なんなのでしょう?
それは、こちらです。