秋篠宮家が学習院を
忌避するのは当然
秋篠宮皇嗣家の悠仁さまが筑波大学生命環境学群生物学類の推薦入試に学校推薦入試で合格された。東京大学志望ともいわれたが、もともと希望されていなかったのか、反発を考慮されて断念されたのかは不明だ。
国民のムードは、理由はよくわからないが、「東京大学へ行ってほしくない」流れだったので、この決定は好感を持って迎えられており、秋篠宮家に対するバッシングの流れが変わるといいと思う。
ただ、将来の天皇にとって、東京大学のほうが幅広い分野の碩学がいて、筑波大学附属高校の同級生も多く進学し、地理的にも赤坂御用地から近く、警視庁の警備体制も取りやすい利点は大きかった。
勉学のみならず、公務をはじめ、帝王学を学ぶためには、無理のない選択だったが、「東京大学だけはガチンコの忖度なしでなければ行ってほしくない」という東京大学を特別視した意見や「一般入試で国民と同じ土俵で競うべきでない」「A0入試は忖度があったと受け取られるから一般入試以外で東京大学を目指すべきでない」などという人もいて八方ふさがりだった。
また、「学習院は皇族のための学校であり、皇族のために忖度をしていいのは学習院だけ」という歴史的にも法的にも実態的にも誤った主張が流布されて、多くの国民もそれを信じ、自由な選択を妨げたのも気の毒だった。
眞子さん、佳子さまは国際基督教大学(ICU)に転じ、愛子さまは限定的にしか通学されず、キャンパス・ライフも楽しまれなかった。3人の内親王に良い環境を提供できなかったのだから、私は秋篠宮家が忌避するのは当然だと思う。