筑波大学の研究レベルは高いが
ご学友とお妃探しに難しさも?
学業については、筑波大学の研究レベルは大変高く、自然にも恵まれているから、悠仁さまの希望に沿えそうだ。
ただ、偏差値的には早稲田・慶応大学ほどには高くない。筑波大学附属高校で中位あたりの生徒は、早慶あたりに進学するケースが目立つ。悠仁さまの成績は高校で良くも悪くもないといわれるから、筑波大学であれば、余裕のある学業が送れそうだ。ちなみに、筑波大学附属高校では筑波大学は人気がなく、今年は4人(うち現役は3人)だけが進学した。
筑波大学合格者の都道府県別の内訳を見ると茨城県内が約15%で関東が60%だ。都道府県人口に対する比率でも上位は茨城、千葉、群馬、栃木で、北関東のローカル色が強い。また、公立高校からの進学者が多いため、地方のいわゆる一般家庭の学友とのふれあいは、良い財産となるだろう。
ただ、頭脳明晰で悠仁さまに刺激を与えるとか、将来の指導者層になっていきそうとか、親が有力者や教養人だとかいう家庭に育った学友は求めにくいから、中学や高校時代の学友との付き合いも大事に育てていく必要がある。私は、中学や高校時の同級生を全員宮邸に呼んでパーティーくらいしたらいいと思う。同級生が窮屈な思いをしながら支えてくれたのだから、そのくらいのお礼はしてもいいだろう。
お妃探しについては、英国のウィリアム皇太子がスコットランドの地方大学の学生で一般家庭出身のキャサリン妃を見つけたような例もある、ただ、王室になじむのは難しいといわれ、婚約に至るまでには破局もあった。
しかも、日本の国民は上皇后さまや、皇后さまのように、経済的にも知的にも高い水準の家庭に育った知力、教養、語学力があるお妃を望んでいるのが現実だし、皇室外交などの即戦力になる必要もあるので、学内で見つけるのは難しいかもしれない。
秋篠宮殿下は、12月1日の誕生日に先立つ記者会見で、海外留学の必要性を話されたが、ぜひとも、卒業を待たずに海外へ行かれることをお勧めしたい。ただ、筑波大学では早慶などの私立大学などに比べると交換留学先の選択肢が狭い。