人気が高まりつつある留学先「バギオ」とは?
本連載ではよくフィリピン留学を扱うが、これまでその留学先としては「セブ島」を紹介することが多かった。しかし、実はフィリピン留学の行き先はそれ以外にもある。
「バギオ」という地名を初めて耳にする人も多いかもしれない。しかし、バギオは今、フィリピン留学を積極的に紹介しているエージェントがセブ島と並んで推奨している地域である。費用面でもセブ島よりも割安なところが多く、1カ月以上の留学をしたい方におすすめできる。
例として、バギオの中でも、価格バランスの良い学校として知られるJICメイン校でESLのスタンダードコースを選んだ場合、マンツーマン6コマにグループ2コマの合計8コマで4週間の授業料13万4400円。寮は、4人部屋の場合4週間食事込みで、8万4000円となっている。
以前の記事で、半分の期間である2週間、セブ島にある学校に滞在して平日1日6コマの英語レッスンを受けた場合の費用として、平均的な価格を3人部屋で1040ドル(25年1月のレートで約16万4000円)と紹介しているのと比べると、バギオの割安感が分かると思う(注:どちらも、現地費用と呼ばれるVISA取得代金や、電気代などは別途)。
そうはいってもまったくイメージの湧かない都市「バギオ」
出発の1週間前、すっかり寒くなった11月上旬の東京。衣替えと同時並行で「いったいバギオにはどんな旅準備をして行けばいいのか」と現地での2週間程度にわたる体験取材生活のイメージを膨らませつつ、荷造りに試行錯誤をしていた。
冬が近いとはいえフィリピンは「常夏」の国。どうしてもこれまでのセブ島のイメージに引っ張られ、夏の衣類ばかりを詰めてしまうが、バギオはフィリピンの「避暑地」なのだ。現地で「長袖をください」と言わなくていいように、準備をしなくてはならない。旅慣れているほうではあると思うが未知と不安の分だけ、いつもより荷物の多い旅になった。
なぜ、バギオなのか?