食事を「お粥」に置きかえると痛みはラクになる
ひどい痛みが出たときは、ムリに体を動かさず、とにかく内臓を休ませることが最優先。 おすすめは、食事を「お粥」に置きかえるなど、次の2つの方法です。
1.三食を「お粥」に置きかえる
いつもの食事を一日だけ「お粥」に変える。一日で痛みがラクにならない場合は三日間。痛みがラクになったら通常の食事にもどす。
2.半日「お粥」断食
三食お粥が難しい方は、夕方18時から翌日正午まで固形物は控え「お粥」(またはスープ・具なし味噌汁など)にする。正午から18時までは通常の食事でOK。痛みがラクになったら通常の食事にもどす。
以上どちらかをおこなえば、停滞している滞留便もすっきり。便秘が解消されるとぎっくり腰など腰痛もラクになります。
最後に、食べすぎ飲みすぎで停滞している大腸のはたらきを活発にして便秘を解消する「鼠径部のばし」のワークを紹介しましょう(※ぎっくり腰などひどい腰痛の方は控えましょう)。
大腸すっきり!腰痛も改善。「鼠径部のばし」のワーク
画像を見ながらおこないましょう(※画像は書籍『すぐできる自力整体』より)。
「鼠径部のばし」のワーク
【手順1】
◆ひざ立ちになり、背筋はまっすぐ、両手は左ひざへ
◆重心を前へ移動しながら、鼠径部をぐ~っとのばす(★転倒注意)
※ポイント:腸腰筋をほぐすことで、腰椎間から出ている神経の緊張も解放。その神経が便を動かします
【手順2】
◆鼠径部をのばしながら、右の横腹をマッサージ
【手順3】
◆反対側も同様におこなう
※硬い側は長めにおこないましょう
※時間に余裕のある時は、書籍『すぐできる自力整体』で紹介している「驚くほどほぐれる4つのコース」(QRコードからスマホで視聴できる動画つき)も慢性痛の緩和に役立ちます。
※『すぐできる自力整体』では、この他にも、整体プロの技法を使って、コリや痛み、ゆがみを解消するワークを多数掲載しています(★35分の動画も収録)。