「上司に気に入られる人」と「社内営業がヘタクソな人」の決定的な違い写真はイメージです Photo:PIXTA

「けんすう」の名で発信を続ける連続起業家・古川健介氏のもとには、中高生から大人まで様々な人たちの相談が寄せられる。当連載「けんすうの頭の中」では、心のモヤモヤがスッキリ晴れる、けんすう氏の回答を紹介する。第15回は【社内営業力を磨きたい】と悩む、ビジネスパーソンからの相談だ。

社内営業力の「磨き方」がわからない…

 スタートアップにいて、社内営業力の大切さを感じています。同僚はもちろん、上司や社長に対してもどんどん社内営業していかないと会社内での存在感が薄れていくのだろうなと思います。

「上司に気に入られる人」と「社内営業がヘタクソな人」の決定的な違いけんすう(古川健介) アル株式会社代表取締役。学生時代からインターネットサービスに携わり、2006年株式会社リクルートに入社。新規事業担当を経て、2009年に株式会社ロケットスタート(のちの株式会社nanapi)を創業。2014年にKDDIグループにジョインし、Supership株式会社取締役に就任。2018年から現職。会員制ビジネスメディア「アル開発室」において、ほぼ毎日記事を投稿中。

 ただ真面目に仕事をして、信頼残高を積み上げ、目標以上の成果を上げ、評価のタイミングで昇級していてもどこかむなしいです。仕事の成果だけアピールしていても意味がないんだなと思います。

 というのも、結局結果を出しているメンバーよりも、社長や上司に好かれている努力をしているメンバーの方が昇給スピードや、やりたいプロジェクトを承認されたりと優遇されているからです。

 とはいえ、正攻法以外のパーソナライズされた方法で社長に好かれたとして、別の会社に行ったらまたゼロから社長や上司に対して営業しなくてはいけないし、無駄に感じてしまいます。例えば、社長の飲みや遊びに毎晩付き合うとかもしたくないです。

 再現性のある社内営業方法とおすすめの書籍などあれば教えていただけないでしょうか?