ワークショップでは実際のビジネスに直結する具体論を突っ込んでいく!

──今回、独自性と市場性を両立させるアイデア作りをテーマに、ワークショップを開催していただく予定ですが、どのような内容になりますか。

 2日間という短い期間ですが、普段は中小企業の経営層と一緒に進めているフラッグシップ開発プロジェクトのうち、最初の「アイデアクリエイション」の部分を実践します。「売れるアイデア」に求められる要件をさまざまな方向から設定し、実際にビジネスとして成立するアイデアへと磨き上げるプロセスを実際に体験してもらいたいと思っています。

「ユニークだけど売れない」アイデアから、看板商品を生み出すための方程式とは

──特にどのような人に役立つ内容でしょうか。

 製品やサービスの開発に関わるデザイナーやエンジニアはもちろん、大きな組織の中で無理難題と戦いながらアイデアを生み出し、事業化にチャレンジしている人にお勧めしたいですね。特に、「ありきたりなアイデアしか発想できない」とか、「アイデアはあるけど、社内を説得できない」と悩んでいる人には、ブレークスルーのきっかけを提供できると思います。

 僕が自分なりに作り上げた公式は全て公開しますし、実際にビジネス上の課題を抱えている人には具体的なアドバイスもします。市場性を高める要件設定の部分はビジネスによって違うので、公式をどのように個別事例に応用すれば、より成果が高まるか、という具体論をガンガン伝えていくつもりです。

──このワークショップを通じて、新たなフラッグシップが生まれるかもしれませんね。 

 いいですね。やっぱり「自分たちのフラッグシップを作ろう!」という気持ちでアイデア作りに取り組むと、単純に楽しいんですよ。企画者の熱量はもちろん、一緒に取り組むスタッフのモチベーションも上がる。そういう意味でも「フラッグシップ」を掲げるとみんながハッピーになるなあ、と日々実感しています。ユニークなフラッグシップの事例が増えれば、日本全体がパワーアップするはずです。ぜひ僕のノウハウを持ち帰って役立ててください。

【お知らせ】3/28(金)4/2(水)、今井裕平さんによる「ヒット商品を“公式”で生み出す フラッグシップ・デザイン・ワークショップ」を開催します!(詳細は こちら から)